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冒頭。

雪が来る。

もうそこまできている。

あと十日もすれば北海から冬の雲がおし渡ってきて、

この越後長岡の野も山も雪でうずめてしまうにちがいない。

(毎年のことだ)

まったく、毎年のことである。

あきもせず季節はくりかえしているし、人間も、

雪の下で生きるための習慣をくりかえしている。


(司馬遼太郎 峠)


―――


小説の冒頭。
読者がもっとも注目する部分ではないでしょうか。
いかに冒頭で読者を惹きつけるか。


久し振りに司馬遼太郎さんの作品が読みたくなり、
以前から気になっていた「峠」を読み始めました。
この季節にピッタリな冒頭ですよね。(笑)


札幌にももうすぐ雪が来る。
大雪山にはもう来ている。(`・ω・´)


季節の変わり目、久々に風邪を引きました。
皆さまも気を付けて下さいねーーー。(><)

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