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ダビデの祈り。

旧約聖書、詩篇51篇。
ここにダビデの祈りが書かれています。
題名には、こうあります。


「指揮者のために。ダビデの賛歌。
ダビデがバテ・シェバのもとに通ったのちに、
預言者ナタンが彼のもとに来たとき」


書きたいことを書く前に、聖書の流れを確認します。
長いですが、少しお付き合いください。


当時ダビデはイスラエルの王でした。
バテ・シェバはダビデの家来ウリヤの妻でした。
イスラエルの国が他国と戦争をしていた時、
ダビデは戦争には行かずに王宮に残りました。
ある日、ダビデが王宮から外に目を向けると、
水浴びをしている美しい女性が目に入りました。
それがウリヤの妻、バテ・シェバでした。
すぐに王宮に呼び、彼女と寝てしまったダビデ。
そしてバテ・シェバは夫がある身ながらダビデの子を妊娠します。
事態発覚を怖れたダビデは家来ウリヤを戦場から呼び戻し、
バテ・シェバと過ごすように命令します。
お腹の中の子どもがウリヤの子どもである・・・と見せかけたかった。
しかしウリヤは仲間が戦場で戦っている最中に、
自分が家に帰ることはできないと拒否。
ウリヤは忠実な家来でした。


命令に従わず、家に帰らないウリヤを見て、
ダビデは戦場にいる将軍に命令します。
「ウリヤを最前線に送って戦死させよ」と。
その命令どおり、ウリヤは戦死します。
ウリヤの戦死の報告がなされた後、
ダビデはバテ・シェバを召しいれて妻とします。


その後、ナタンという一人の預言者が神さまから遣わされ、
ダビデのもとに行き、こう語ります。

あるところに富んでいる人と貧しい人がいた。
富んでいる人には非常に多くの家畜がいたが、
貧しい人には小さな雌の子羊のほかはいなかった。
ある時、富んでいる人のもとに旅人がやって来たが、
富んでいる人は自分の家畜から取って調理するのを惜しみ、
貧しい人の雌の子羊を取り上げて調理してしまった。

ダビデはそこまで聞いて激しく怒り、

「主は生きておられる。そんなことをした男は死刑だ。」

と叫びます。

ナタンはそう叫ぶダビデに、

「あなたがその男です。」

と告げた。


 


・・・長くなってスミマセン。
流れを知らない方がいたらと思い、書いてみました。


ダビデは姦淫の罪と殺人の罪を犯した。
小さな誘惑から、大きな罪へと発展した。
(罪に大小はないのでしょうけど・・・。)


日曜日の礼拝メッセージが、ダビデがナタンに罪を告げられる箇所だった。
ここ最近ずっとこの箇所が頭の中をグルグルと巡っていたこともあり、
改めてこの箇所から考えさせられた。


ダビデはナタンに告げられた時に、すぐに罪を悔い改めた。

「私は主に対して罪を犯した。」

そう語ったダビデに対して、ナタンもこう告げる。

「主もまた、あなたの罪を見過ごしてくださった。」


この箇所ではあまりダビデの気持ちを深く察することはできないのですが、
詩篇51篇から、この時のダビデの気持ちが読み取れます。


神よ。御恵みによって、私に情けをかけ、
あなたの豊かなあわれみによって、
私のそむきの罪をぬぐい去ってください。
どうか私の咎を、私から全く洗い去り、
私の罪から、私をきよめてください。
まことに、私は自分のそむきの罪を知っています。
私の罪は、いつも私の目の前にあります。
私はあなたに、ただあなたに、罪を犯し、
あなたの御目に悪であることを行いました。


・・・とても有名な詩篇51篇です。


姦淫や殺人の罪を犯したダビデがなぜ赦されたのか。
すぐに悔い改めたからだとか、いろいろと推測することができます。
この箇所から多くの説教者が様々なメッセージを語っていますが、
先日読んだ本の中で、いつもとは違う切り口で解釈がされていました。


ナタンに罪を指摘される前から、ダビデは自分の罪に苦しんでいた。
自分が犯した罪の大きさを知り、苦しんでいた。
そのダビデに対して、神さまは悔い改める機会を与えられた。
単に罪を暴こうというのではなく―。


悔い改める機会。


罪に苦しんでいなかったとしたら、
王の権威でナタンの指摘などどうとでもできたでしょう。
でもダビデは自分の犯した罪が苦しくて、どうにもならなくて。
だからナタンに指摘されたときに、
すぐに罪を認め、赦しを乞うことができた。


こういう解釈は初めて知りました。
でもそういう視点で読むこともできますよね。


罪に大小はないけれど・・・果たして罪を指摘されたときに、
私はすぐに罪を認めることができるだろうか。
罪は時間が経つと薄れてきて、慣れてきて、何とも思わなくて。
みんながしていることだからとか、いろいろ理由をつけて。
ダビデのように、すぐに罪を認められるだろうか。


いろいろと考えたわけです。
長くなってスミマセン。


 


罪を赦されたダビデでしたが、
ナタンに指摘された際に言われたことは、
そのまま実現してしまいました。


「今や剣は、いつまでもあなたの家から離れない。
あなたがわたしをさげすみ、
ヘテ人ウリヤの妻を取り、自分の妻にしたからである。」

「聞け。わたしはあなたの家の中から、
あなたの上にわざわいを引き起こす。
あなたの妻たちをあなたの前で取り上げ、
あなたの友に与えよう。
その人は、白昼公然と、あなたの妻たちと寝るようになる。
あなたは隠れて、それをしたが、
わたしはイスラエル全部の前で、太陽の前で、このことを行う。」


ダビデの子どもは殺し合い、
ダビデの子どもがダビデの命を狙い、
ダビデの子どもが白昼公然とダビデのそばめと寝た。
すべてナタンが話した通りになった。
罪の赦しとは別に、蒔いたものを刈り取るという教えです。


 


他にも書きたいことがあるのですが。
長くなったので、今日は終わります。(^^;

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