The Gift of the Magi
賢者の贈り物。
オー・ヘンリーの短編小説です。
有名な作品なのでご存知の方も多いかもしれません。
貧しい夫婦の物語。
貧しいながらも愛し合う二人。
お互いを思いやる二人。
時はクリスマス。
夫婦はそれぞれ内緒で、クリスマスプレゼントを買う。
妻は、夫が大切にしている懐中時計を吊るす鎖を買うために、
自分の自慢であった長い髪を切って売ってしまう。
夫は、妻が欲しがっていたべっ甲のクシを買うために、
自分が大切にしていた懐中時計を質屋に入れてしまう。
妻が夫のために買った懐中時計の鎖も、
夫が妻のために買ったべっ甲の櫛も。
どちらも使うことができないプレゼントになってしまった。
しかし形では表現できない、何かが残った。
お互いを思い合う気持ち。
昨年末、クリスマスの時期だったでしょうか。
私は函館に向かっていました。
聞いていたラジオからたまたま流れた「賢者の贈り物」のお話で、
心がポカーっと温まった。