おもしろき。
- 2011/06/25 23:17
日本史の中で、特に幕末が好きです。
幕末の英雄、高杉晋作。
以前から“高杉晋作”関連の小説を読みたいと思っていた。
インターネットの評判等を参考にしつつ、
池宮彰一郎氏の「高杉晋作(上下2巻)」を選んだ。
そして数日前から読み始め、今日一気に読み終わりました!!
幕末には様々な“偉人・英雄”が登場しました。
有名なところだと、昨年の大河ドラマにもなった坂本龍馬とか。
個人的には大久保利通も大好きです。(大久保は英雄ではないかもなぁ・・。)
西郷隆盛なんかも有名ですよね。
しかし。
高杉晋作はまさに英雄。
詳しく書くとマニアックになってしまうので控えますが・・・^^;
亡くなる1年ほど前に詠んだとされる句。
(死ぬ直前にも再度詠んだ。)
おもしろき
こともなき世を
おもしろく
日本史の中で幕末期は最高に面白い。
しかし彼は「おもしろき こともなき世を」と詠った。
小説の中でも触れられているけど、
彼らにとって「幕末」は「歴史」でも何でもなかった。
仲間が、親友が、師匠が、次々と殺されていく、死んでいく。
その時代の中を必死に生きていた。
でもそんな時代を「おもしろく」するのは自分であると詠んだ。
京都東山に坂本龍馬のお墓がある。
その横には中岡慎太郎のお墓もある。
その背後には、幕末期に命を落とした人々(1000人以上?)のお墓がある。
国を動かすために、多くの人の命が必要とされた。
幕末~明治をテーマにした小説を読むと、
ふと今の自分と比較してしまう。
熱さがない。
時代もあるかもしれない。
昭和と平成、そして今では大分違うだろう。
でも考えてしまう。
こんなに物事を熱く考えているだろうか!!
熱くなりたいな~ヽ(`Д´)ノ